パイル施工

高支持力工法

Hyper-MEGA工法

プレボーリング拡大根固め工法による高支持力杭工法

Hyper-MEGA工法は既製コンクリートパイル(下杭はHM-ONA105)を用いた埋め込み杭工法に分類されるプレボーリング拡大根固め工法の一種です。本工法は掘削装置の拡大ベッド、スリットスクリュー、および攪拌ロッドを用いて掘削液を吐出しながらプレボーリングを行い、掘削孔を築造します。所定の深度範囲の土砂と杭周充填液を反復攪拌混合し、杭周面部充填用のソイルセメントを混練します。その後、拡大ビットにより根固め液を注入しながら拡大反復掘削を行い根固め部を築造後、掘削装置を引き上げます。造成された掘削孔内に杭を建て込み、所定の深度に定着させる工法です。根固め拡大比をω=1.0~2.0までの任意に選定できるのが特長です。

特長・規格

(1)信頼性

長年にわたる豊富な経験及び実績の積み重ねにより高い信頼性のある工法です。

(2)大きな鉛直支持力

杭先端支持力係数αが従来の250から拡大根固め倍率に応じて330~858(旧認定工法の1.32~3.43倍)に飛躍的に向上。杭周固定液の注入により大きな杭周面摩擦力も得られます。

(3)確実な拡大根固め球根の築造

拡大ビットは全ての杭径に対し機械式及び当社が長年培ってきた油圧力による強制拡大ビット技術を採用し、より確実な拡大根固め部の築造が可能です。

(4)建物に応じた設計に対応

支持力を確保するために拡大根固め倍率ωを1.0~2.0倍の範囲で設定でき、また、水平力に合ったあらゆる既製杭を継ぐことができるため、建物の大きさに合わせ自由に設計が可能です。(ω>1.5は別途ご相談ください)

(5)低コスト

従来の既製コンクリート杭工法に比べて大きな支持力を有するため、設計の自由度が増し無駄のない設計ができます。さらに、杭本数が減少するため工期を短縮することができ、トータルコストの削減が可能となります。

支持力算定式

施工手順

適合条件

認定番号 適応杭径 適応地盤 適応施工長
TACP-0530 φ300440~φ10001200
(軸部径φ300~1200)
砂質地盤 杭施工地盤面-68m
TACP-0531 礫質地盤 杭施工地盤面-68m
TACP-0532 粘土質地盤 杭施工地盤面-60m

カタログ